主な特徴
※弊社の冠動脈ファントムについて
冠動脈ファントムは特に標準品と言ったものは無く、全て研究目的に合わせた特注品になります。
模擬冠動脈は主にアクリル(100HU)とABS透明(40HU)の削り出しパイプを使用します。弊社の心臓動態ファントムに使用する場合は主に長さは50mmです。内径、外径はアクリルの場合は任意です。
ABS透明の場合、材料の関係で最大外径が6.4mmになりますので、それ以下の寸法で任意です。いずれも、肉厚の限界は0.1~0.2です。通常、強度の関係もあり、肉厚1.0mmで作成する場合がほとんどです。
冠動脈内に挿入するもの(プラークモデルやステントなど)の寸法に応じて内径を決めます。単純なパイプ状だけでなく、枝分かれをしたもの、途中で径が変わるもの、などの場合もあります。
病変部に関しましても、ご研究のテーマに合わせて作成いたします。
狭窄に関しては、形状(月形断面、正心性、偏心性、不定形など)、狭窄率、狭窄のCT値(ソフトプラーク、石灰化など)、寸法など無数の組み合わせとなります。
また、模擬血管内におさまるもの、模擬血管に入り込むもの、飛び出すものなども出来ます。ステント留置、ステント内再狭窄なども出来ます。
最近では、実際に脈動する動脈瘤も作成しています。
ご希望の構造をお伝えいただいて、どんなに難しいものでも、出来るだけ実現する様に創意工夫を重ねて来ております。
※製品の外観、仕様等は予告なく変更される場合があります。