2022年10月29日・30日に開催された、第29回小児集中治療ワークショップの循環はんずおんにて「BIGBOSSが教えるビックリLOS」のお手伝いをさせていただきました。
PICUに緊急入院した小児の症状ごとの脈圧波形を再現できる脈流回路を構成し、症状の変化に応じた脈流を作成し、その圧力測定データをスクリーンにリアルタイムで表示しました。
また、生後6カ月の小児の胸部CTのDICOMデータから心臓、肺、気管支、肋骨、体表(トルソー)のモデルを個別に3Dプリンタで作成し一体にまとめた生体動態モデルを作成いたしました。
各臓器の動きを再現するため、心臓、肺、気管支、肋骨は柔軟性のあるシリコンゴム系の材料で作成しました。気管支よりエアーを出し入れし30RPMの肺の動きを再現しました。
心臓は1心室のみのモデルとし、水を心拍(100~180bpm)に合わせて出し入れし心臓の動きを模擬してみました。
なかなかリアルなものが出来たとのご評価もいただけましたが、高心拍の心臓の動きを再現する際にはいろいろな問題点が浮かび、装置開発の良い勉強になりました。
今後も少しでも医療のお役に立てるようなモノづくりを進めて行きたいとの思いを新たにいたしております。