主な特徴
脈動ポンプにより拍動する模擬動脈瘤ファントムを有し、模擬人体の鼠頸部よりカテーテルを挿入することにより、インターベンショナル治療の施術プロセスをシミュレートすることが出来ます。
本装置の大部分のパーツが透明な材質で出来ていますので、カテーテル等の動きを目視することが出来ます。
X線透視下でも、通常の室内の机上でも使用可能です。
通常の室内では、ビデオカメラとモニターを使用し、モニターに映る動脈瘤部分を観察しながら手技を行うことにより、あたかもX線透視下で操作している様な感覚のシミュレーションが可能です。
実物大の透明プラスティックボディは、よりリアルな臨場感を生み、手技の教育、啓蒙等幅広い場面で役立てることが可能です。
模擬動脈瘤ファントム部は単独での使用が可能で、Angio、CT、MRIでの実験が可能です。
ECGパルス出力が標準装備されていますので心電図同期が可能です。
脈動ポンプユニットは隠しパネル内に5種類の調整バルブを装備、これとコントローラーのタイマーを組み合わせて調整することにより、さまざまな変化波形の流量、圧力の脈流を作り出すことが出来ます。
(通常のシミュレーターとしての使用の場合はこれらの機能は使用しません。)
AUTOモード運転中に循環タンク内の水が下限位置まで低下すると、ブザーで警報しポンプが自動停止します。
主な仕様
仕 様
電源電圧 | AC100V〜120V |
消費電力 | |
ポンプ最大吐出量 | 1.65L/min(内部ギヤポンプ単体の場合) |
心拍数設定範囲 | 20BPM〜200BPM |
血圧表示範囲 | 最高 300mHg(内部バルブ設定変更時 750mHg) 最低 0mHg |
血圧表示サイクル | 39BPM以下時 4.0sec 40BPM以下時 1.5sec |
循環タンク容量 | 4L |
廃液タンク容量 | 4L |
循環タンク下限水位警報 | AUTOモード運転中、循環タンク内の水が下限位置まで低下した場合はブザーが鳴動してポンプが停止。ブザーはストップボタンで停止。 |
ECGパルス幅 | 200msec |
ECGパルス電圧 | 0〜50mV(内部トリマーによる) |
赤色LEDランプ点灯時間 | 100〜200msec |
※製品の外観、仕様等は予告なく変更される場合があります。