本装置はモーターとカムによりシリンダーのピストンを動かし、シリンダー内の造影剤等をラバーと呼ぶゴムの袋に出し入れすることにより心臓の動きを模擬するものです。
主な特徴
- 心室の動きの特徴である、急速流入期、緩徐流入期、急速駆出期、緩徐駆出期の一連の動きを再現性良く模擬出来ます。
- 頻脈時の心室の動き(緩徐流入期が消失した状態)を再現性良く模擬できます。
- ラバーの形状を変えられます。
- 0~40mmの範囲で任意のストロークでピストンを動かすことが出来ます。
- 6種類のクリニカルデータを模擬したプリセットパターンをワンタッチで選択できます。
- マニュアルで3~164BPMの心拍数で動作できます。
- オプションの模擬冠動脈ファントムを装着することにより、冠動脈に関するさまざまな評価が可能です。
- コントロール部、駆動部、ファントム部が全て一体となったコンパクトな構造です。
動作パターン測定データ
ファントム部の動作をリアルタイムで測定し、その時間変化をグラフ化したものです。 Strokeはピストンの位置変化を測定したもので、PulseはECGインターフェースから出力されるパルス信号を測定したものです。 模擬心室の体積変化はピストンの位置変化に比例します。
グラフの最上部がピストン最前部(拡張期終了)の位置。
グラフの最下部がピストン最後部(収縮期終了)の位置。
※製品の外観、仕様等は予告なく変更される場合があります。