冠動脈ファントム

ALPHAシリーズの心臓動態ファントムに使用することにより、冠動脈の様々な状態を模擬することができる冠動脈ファントムです。

主な特徴

  • 正確な内径(1.00~5.00 ±0.02)
  • さまざまな形状、材質の狭窄を挿入可能。
  • ステント挿入可能。
  • ステント内に狭窄留置可能。

 
VESSEL

vessel 1
vessel 1
vessel 2



※弊社の冠動脈ファントムについて
冠動脈ファントムは特に標準品と言ったものは無く、全て研究目的に合わせた特注品になります。
模擬冠動脈は主にアクリル(100HU)とABS透明(40HU)の削り出しパイプを使用します。弊社の心臓動態ファントムに使用する場合は主に長さは50mmです。内径、外径はアクリルの場合は任意です。
ABS透明の場合、材料の関係で最大外径が6.4mmになりますので、それ以下の寸法で任意です。いずれも、肉厚の限界は0.1~0.2です。通常、強度の関係もあり、肉厚1.0mmで作成する場合がほとんどです。
冠動脈内に挿入するもの(プラークモデルやステントなど)の寸法に応じて内径を決めます。単純なパイプ状だけでなく、枝分かれをしたもの、途中で径が変わるもの、などの場合もあります。

病変部に関しましても、ご研究のテーマに合わせて作成いたします。

狭窄に関しては、形状(月形断面、正心性、偏心性、不定形など)、狭窄率、狭窄のCT値(ソフトプラーク、石灰化など)、寸法など無数の組み合わせとなります。
また、模擬血管内におさまるもの、模擬血管に入り込むもの、飛び出すものなども出来ます。ステント留置、ステント内再狭窄なども出来ます。
最近では、実際に脈動する動脈瘤も作成しています。

ご希望の構造をお伝えいただいて、どんなに難しいものでも、出来るだけ実現する様に創意工夫を重ねて来ております。
 
※製品の外観、仕様等は予告なく変更される場合があります。